信長公記ってなんぞや?

     信長公記(しんちょうこうき)とは織田家老臣太田牛一の手によって書かれた織田信長第一級の資料。
     誤りもあるがこの時代の大事な資料。織田信長の政治、軍事活動などがまとめられている。
     大学入試的にみると頻度が低い所為か、たいていの人はまず「のぶながこうき」と読むが、今現在正しくは「しんちょうこうき」。
     というのも時代によって「のぶながこうき」と読んでいる学者さんもいる。
     かくいう私も最初間違えた(爆)
     有名なのは信長のいわゆる「うつけ時代」の出で立ちの描写部分や本能寺の変。

参考文献

     山川出版「改訂新版日本史B用語集」
     新人物往来社「新訂信長公記」桑田忠親校注
     他

ご注意

     この先の現代語訳は管理人が趣味でやったものですので、間違いなどがあるかもしれません。
     学術的に高度なものを要求される方はご自分で原文を手に入れるなり、ちゃんと信用のおける本をお読みになることをお勧めします。
     また原文は著作権の関係上載せていません。できれば原文も見ていただいたほうが間違いが少ないと思います。
     要するに下に出ているのは大意だと思っていただけるとうれしいです。

目録

     首巻 是は信長御入洛無き以前の双紙なり(これは信長公がご入洛なさる前の記録である)
          →信長公記 首巻 人物事典
         01.尾張国かみ下わかちの事
         02.あづき坂合戦の事
         03.吉法師殿御元服の事
         04.美濃国へ乱入し五千討死の事
         05.景清あざ丸刀の事
         06.大柿の城へ後巻の事
         07.上総介殿形儀の事
         08.犬山謀反の企てらるゝの事
         09.備後守病死の事
         10.山城道三と信長御参会の事
         11.三の山赤塚合戦の事
         12.深田・松葉両城手かはりの事
         13.簗田弥次右衛門忠節の事
         14.武衛様御生害の事
         15.柴田権六市場合戦の事
         16.村木の取出せめらるゝの事
         17.織田喜六郎殿御生害の事
         18.勘十郎殿・林・柴田・御敵の事
         19.三郎五郎殿御謀反の事
         20.おどり御張行の事
         21.天沢長老物がたりの事
         22.六人衆と云ふ事
         23.鳴海の城へ御取出の事
         24.今川義元討死の事
         25.家康公岡崎の御城へ御引取りの事
         26.丹羽兵蔵忠節の事
         27.蛇がへの事
         28.火起請御取り候事
         29.土岐頼藝公の事
         30.山城道三討死の事
         31.信長大良より御帰陣の事
         32.武衛様と吉良殿と御参会の事
         33.吉良・石橋・武衛三人、御国追出しの事
         34.浮野合戦の事
         35.岩倉落城の事
         36.もりべ合戦の事
         37.十四条合戦の事
         38.於久地惣構へ破るゝの事
         39.二宮山御こしえるべきの事
         40.加治田の城、御身方に参る事
         41.犬山両おとな御忠節の事
         42.濃州伊木山へ御上りの事
         43.堂洞の取出攻めらるゝの事
         44.稲葉山御取り候事
         45.公方様御憑み百ケ日の内に天下仰せ付けられ候事


     巻一 永禄十一年戊辰以来、織田弾正忠信長公の御在世、且つ、これを記す(永禄十一年からの事を記す)
          →信長公記 巻一 人物事典
         01.公方様御生害の事
         02.一乗院殿、佐々木承禎・朝倉憑み叶はざる事
         03.信長御憑み御請けの事
         04.信長御入洛十余年の内に五機内隣国仰せ付けられ、征夷大将軍に備へらるゝの事
         05.観世太夫御能仕るの事
         06.信長御感状御頂戴の事

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